~影見~
霊山「日上山」の周辺で発揮される特殊な能力。
「影見」の能力を持つ者は、神隠しに遭った人や物の「影」を追いかけることができる。
その日、不来方夕莉は、彼女が居候している骨董屋の店主であり、同じく影見の能力を持つ女性、黒澤密花と共に、日上山の廃旅館へと向かっていた。
密花は夕莉に宿る影見の力に気づき、その力の使い方を教えるため、夕莉を連れて最初の影見の仕事へと赴いたのだった……
夕莉は崖の縁で大きな赤い夕日を見つめていた。彼女は心の中で呟く。
死ぬのが怖くなると思っていたのに、涙一滴さえ出なかった。
孤独。
人は死ぬ時は誰だって一人だ。そして私も……孤独に死んでいく。
そして夕莉は崖から飛び降りた——
大きな赤い夕日
背後から密花の呼ぶ声が聞こえ、夕莉はハッと我に返った。
場所: 水籠温泉 一縷荘
一縷荘の入り口で、密花は夕莉に言った。「探すものは大体この辺りにあるわ。ここからはあなたが試してみて」。
密花は夕莉に一台の射影機を手渡した。密花は言う。
「この射影機は目に見えないものを写し出し、失われたものの手がかりを見つけることができるわ。あなたの初めての仕事よ、あなたならできる」。
一缕庄
射影機の練習
密花は言った。
「この辺りも変わってしまったわね。元々それほど賑やかではなかったけれど、昔はこんな場所ではなかったの。かつて霊場として崇められた山が、最後には観光地になって……。
今は自殺の名所。最近日上山を訪れる人は、皆自殺を目的に来ているらしいわ」。
密花は夕莉に寄香である——弔写真を手渡した。
「これは蓮さんから依頼されたものよ。この写真は明らかにここで見つかったの。他にもまだ見ぬ遺品がないか調べておきたいわ」。
夕莉は一縷荘の内部へと入り、影見の仕事を始めた。
影見を行える者は皆、霊感が非常に強い。彼らは怨霊や浮遊霊など、普通の人間には見えないものを見ることができる。
中に入るとすぐに浮游霊 覗き込む影 が見えた。
さらに進んだ分かれ道の水面には、浮游霊 水になる手 が現れた。
そして密花は、寄香によって呼び出される過去の影を「残影」と呼ぶことを教えた。
残影は目的のものを探す手がかりとなる。その残影を追いかければ、目的地に辿り着くことができる。
道の突き当たりで、文書——日上山の盛衰 を手に入れた。
文書を読み終えると、前方に浮游霊 隙間から覗く男 が出現した。
さらに残影を追いかけて角を曲がると、残影 奥へ向かう旅館主人 が見えた。
進み続けると、鍵の閉まった扉に行き当たった。射影機で撮影すると、霊視 写真に写った物入 を得た。
これは、扉を開けるための鍵が写真の中で光っている場所にあるという意味だった。密花は夕莉に一人で練習させようと、その場で待機した。
そこで夕莉は鍵を探すために引き返した。建物の隙間を這って通り抜ける際、浮游霊 首を吊った男(従業員通路) を目撃する。
囲炉裏の中で 赤いキーホルダーの付いた鍵 を見つけた。
この鍵があれば、密花が待つ扉を開けることができる。
鍵を手に入れて振り返ると、浮游霊 鍵を見る男 がいた。
いくつかの場所では這って進む必要がある。
いくつかの場所では這って進む必要がある
密花の元へと戻り、赤いキーホルダーの付いた鍵 で扉を開けた。
扉を開けた瞬間、浮游霊 探す男 が見えた。
その探す男の視線の先で、写真帖 を発見した。
写真帖の発見
密花は言った。
「これが今回の依頼品ね。暗くなる前に戻りましょう。ここは……良い場所ではないわ」。
帰り道、密花は夕莉に、影見とは影を見ることであり、物を探すのと人を探すのとでは危険度が異なると話した。死者の影を追いすぎると、あちら側の世界に引きずり込まれる可能性がある、と。
戻る途中、物入の部屋の前で浮游霊 覗く男 が見えた。
階段を降りる際、左手に浮游霊 見つめる男 が見えた。
さらに進むと、夕莉は突然、怨霊 生沼晃 に襲われた。しかし、夕莉は射影機が霊体を撃退できることに気づいた。
怨霊:生沼晃
霊体の撃退
霊体を退けた後、密花は夕莉に「こんな目に遭わせてごめんなさい」と謝った……。こうした仕事は、今後は密花一人で行えばいい、と。
夕莉はまた、あの夕日の夢を思い出していた。
私は一人……。
夕莉の夢
その後、二人は一縷莊を後にした……。
主人公は 蓮 へと切り替わる。
場所: 放生邸
蓮は、幼い頃に白髪で赤目の少女を殺害してしまう悪夢を見ていた……。
夢の中の白髪の少女
突然、居候の累に起こされる。
「先生、さっき黒澤さんが来ましたよ」。
「あ……密花が来たのか?」
「見つかったみたいです」。
「本当か?」
「私がお預かりしておきました(写真帖を蓮に手渡す)」。
蓮は何気なく写真帖をめくった。すると、夢の中で自分が殺したはずの、あの白髪の少女の姿が目に飛び込んできた……。
白髪の少女の写真