十二ノ雫

—— 彼岸舟 ——

山頂にある湖——彼岸湖の霧の中へ、密花の影は消え去った。

水面に立ち込める濃霧の奥から、巨大な鳥居が姿を現す。
それは水上ノ宮の前に聳える鳥居だった。

密花はそこにいるのだろうか?

夕莉は水上ノ宮へ至る道を求め、幽ノ宮へと向かう。

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場所: 骨董喫茶・くろさわ

夕莉「密花さんは確かに山頂の湖に向かい、その向こう側にいるわ。
湖の上に大きな鳥居が見えた、あそこに何かが待っているのかもしれない。密花さんの部屋を調べてみましょう」。

密花の部屋へ向かい、書棚から文書 —— 水上ノ宮について を入手する。

ベッドの脇の床から文書 —— 密花のノート 四 を回収する。
部屋を出ようとした瞬間、密花の鏡にセーラー服を着て女子高生の姿をした霊が映り込み、密花の声で「許して……」と響く。

一階へ降りて店舗の脇の廊下を進む。店舗スペースへと入る扉の上方の天井に、浮游霊 見下ろす巫女 が見える。

店舗に入ると 深羽 に出会う。
深羽「あなた……もう戻らないつもりね。行くべきか残るべきか、まだ迷っているの?」
深羽の言葉を後に、夕莉は店を出て幽ノ宮へと向かった。

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場所: 幽ノ宮

夕莉「密花さんは彼岸湖の向こう側にある水上ノ宮にいるわ。以前、深羽さんを救い出した時に幽ノ宮で見かけたあの小舟が〈彼岸舟〉なら、あれで行けるはず」。

幽ノ宮に入り「灯籠堂」に達すると、怨靈 火継守 に襲われる。
彼を倒した後、夕莉は呟く。「この山は……過去の儀式を繰り返している。密花さんが水上ノ宮にいるということは……人柱にされてしまったんだわ……」。

地面から文書 —— 幽ノ宮の由来 を入手。右上方から「中庭の回廊」へ進み、角の階段を降りて地下の船着き場へと向かう。

小舟の近くに浮游霊 水辺に佇む花嫁 が見える。
夕莉「前方に水門が閉まっているわ。あれを開けることができれば、舟を出せるはず。きっと水門を開ける方法があるわ……」。

舟の上から文書 —— 流水紋の手記 四山茶花の札鍵 を獲得する。

出口へ引き返そうとすると、対面の階段の上に白い人影が見える。後を追って上がると、ロックされた扉があり、開けるには「桜」と「月」の鍵が必要なことが分かる。

「格子窓の回廊」へ向かい、まず左へ進んで突き当たりで窓の外に浮游霊 闇を彷徨う影 を見る。
反対側の右の突き当たりへ進み、 山茶花の札鍵 で扉を開けて「胎内通路」へ入る。

通路を数歩進むと、右側の格子戸の奥に浮游霊 格子の奥の影 が見える。

前へ進むと怨霊 夜泉人 に襲われる。彼を倒すと 百合の札鍵 を獲得する。
さらに進んで扉を開けて此岸の回廊へ。左の階段の上に浮游霊 源流を見つめる巫女 が見える。

先へ進み扉を開けて夜泉の回廊へ。右の通路に浮游霊 奥へ誘う巫女 が出現。
彼女を追って「胎内回廊」の奥にある祠へ進み、像の足元を撮影すると隠された箱が現れ、 桜の札鍵 と文書 —— 流水紋の手記 三 を入手する。

夜泉の回廊に戻り、先へ進んで此岸の回廊の階段から一階へと戻る。
「中庭の回廊」に達したら、 百合의 札鍵 で柩籠の部屋の扉を開け、床の上から文書 —— 開かれし柩籠ノ書 を入手する。

反対側の扉から「離れの回廊」へ出て、突き当たりにある吊り井戸へ。井戸の縁から 強化レンズ「零」 を獲得。井戸を調べると中に死体が吊り下がっており、光るものを持っている。紐を緩めて死体を下層へと落とす。

先ほどの「胎内通路」へと引き返し、落とした死体を調べると 柩籠の鍵 を入手。
灯籠堂の地下へ向かい、 柩籠の鍵 で柩籠型のロックを解除して封印された部屋へ這い入り、 月の札鍵 と文書 —— 看取りの禁忌 を回収する。

地下の船着き場の対面の階段を上がり、 桜の札鍵月の札鍵 を使って扉を開け、「水上の間」へ入る。

室内の左側の書棚から、文書 —— 山鳴ノ書 を入手する。

像に向かって写真を撮影すると霊視写真 —— 水上の鳥居 を得られ、水門を制御する方法を知ると共に、文書 —— 三柱ノ書 を入手する。

船着き場に戻ると怨霊 諫女 に襲われる。彼女を倒した後、前方の水門を撮影してロックを解除。水門が開いたら、 〈彼岸舟〉 に乗り込んで水上ノ宮へと出航する。

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場所: 水上ノ宮

道なりに最奥の「水上本殿」へと進み、 柩籠 を開けると、中に囚われていた 密花 の姿があった。

夕莉の手が触れた瞬間、密花の脳裏にある本心が流れ込む。
「来ないで、夕莉。あなたまでここへ来てはだめ。私はもう人柱になったのよ、すべては終わったの。私がここに残れば、あなたを救える。だから、早く逃げて」。

夕莉は駆け寄り、 密花 を強く抱きしめた。
「だめです。行かせません」。

夕莉は、かつて自分が密花に救われた時にかけられた言葉をそのまま告げた。
「いつかは一人で死ぬのかもしれない。でも、今は一人じゃないわ。私と一緒にいる時間だけでも、どうかここに残って。ほんの一瞬でもいいから……。
あと少しだけ耐えて。もしそれでも死にたいと言うなら、その時は私も一緒に死ぬわ」。

「あの時のこと、思い出してくれましたか? あの約束を……。だから……あと少しだけ頑張って」。

夕莉密花柩籠 から引きずり出した。
すると突然、密花の姿が怨霊 黒澤密花 へと変貌し、襲いかかってきた!

怨霊 黒澤密花 を倒した後、彼女を看取る。
密花はかつて 成海朱里 を救えなかったことに深い自責の念を抱いていた。その死を依頼人に報告した時の記憶が流れる。
依頼人「そうでしたか……あの子は……。でも、それでいいんです。何と言えばいいか、あの子が死んだと分かっただけでも、救われた気がします。探し続けるということは、永遠に待ち続けるということですから……。だから、どんなに悲しい結末であっても、聞けて本当によかった。ありがとうございました」。

「密花さん、あなたをもう一度連れ戻せて、本当によかったわ」。
「ありがとう……そして、ごめんなさい……」。
「一緒に帰りましょう。ずっと探していたのよ」。
密花を支えて入り口の舟へと戻り、二人は日上山を後に骨董喫茶へと帰還した。

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場所: 骨董喫茶・くろさわ

密花は夕莉が淹れた珈琲を啜り、「温かいわね」と微笑んだ。

結び

夕莉は〈彼岸舟〉に乗り、水上ノ宮へと向かった。
そこは、心の限界を超えて崩壊してしまった巫女たちが、最後に送り届けられる場所であった。

水上ノ宮の本殿にて 密花 を無事に救い出し、夕莉は骨董屋へと生還したのだった。

夕莉密花は、この過酷な旅路を経て、互いの胸の内にある強い絆を改めて確かめ合ったのである。