災厄・〈禍津陽〉が沈んだ後、
夕莉たちは目を覚ました。
この山に深く関わりすぎた三人は、それぞれの想いを胸に、再び山へと導かれていく。
場所: 骨董喫茶・くろさわ
悪夢から目覚めた夕莉は、水上ノ宮の奥にあるあの扉が自分を呼んでいると感じた。彼女はそこへ行かなければならない……
部屋の棚の上から、文書 夕莉のノート 四 を獲得する。
夕莉「……私の日記、お医者さんに勧められて書き始めたもの。思い出したこと……夢……見たこと、聞いたことを書き留めて、後で落ち着いてから見返すようにって。結局……誰も信じてくれなかったけど」。
密花の部屋へ向かい、ベッドの脇の床から文書 密花のノート 六 を回収する。
店舗へ向かい、カウンターの上から文書 黒い沢の伝承 を入手する。
骨董屋を後にし、日上山へと向かう……
場所: 水籠池
道なりに進んで水籠橋に達すると、前方の分かれ道の階段の上に 残影 山へ誘う花嫁 を目撃する。彼女を追って階段を上がり、登山道へ入る。
旧参道を進み、滝の手前の通路の角に来ると、対面の山にある身投げ岩に二つの 残影 —— 身を投げる女 と 女を看取る巫女 が見える。
曲淵緋織(身を投げる女)「最後はこの着物を着て死にたかったの……家で一番綺麗なものだから……優しい風……ここは本当に素敵……私……ここで死にたい」。
場所: 禊ヶ淵
さらに進んで禊ヶ淵に達すると、怨霊 水籠仄火・死後 が出現。彼女を倒した床の上から、文書 血にまみれた手記 三 を入手する。
場所: しるべ의 숲
南参道・形代橋の崩落跡まで進むと、崩れた橋の対岸に 残影 森に佇む花嫁 が見える。
南東にある「首吊りの木」の根元に達すると、二つの 残影 —— 女を看取る巫女 と 首を吊る女 が見える。
巫女は 枢木志乃(首吊りの木で亡くなった女)を見つめ、「ごめんなさい、私もすぐにあなたの後を追うわ……」と呟く。
残影を追って北東の「引きずり沼」へ向かうと、そこにも二つの 残影 —— 女を看取る巫女 と 喉を掻き切る女 が見える。
看取る巫女「私と一緒に沈んでくれるって……ここで一緒に死んでくれるって言ったのに……」
冷泉霧香(喉を掻き切る女)「本当に静かな場所……ここは良いところね……私……ここで死にたい……」。
そう言うと冷泉霧香は刃物で自らの喉を掻き切り、地面に膝を突いた。
すると、看取っていた巫女もその刃物を拾い上げ、自らの腹部へと突き立てた。
引き続き残影を追って形代神社前参道へ進み、崩落した橋の近くから文書 流水紋の手記 五 を入手する。
まず左へ曲がり、北西の樹洞の小道を抜けて「ねじれ小道」へ。小川の近くの交差点にある木の下に進むと、浮游霊 傘を差す女 が見える。近くの小さな地蔵の脇から花を拾い上げると、傘を差した女性の凄惨な最期の記憶が脳裏に流れる……。
水籠雫(傘を差す女)「雨の日の山はとても騒がしいわ……魂たちも外を彷徨う。私にできるのはこれくらいだけど……この雨が、せめて彼らの慰めになりますように……」。
水籠雫は花を地面に置き、その傍らに傘を立てて雨を遮ると、背を向けて去っていった。
「雨水と共に……流れに引き込まれ、一つになる……」。
その時、突風が吹き荒れて傘を虚空へと巻き上げた。反転した傘の鋭い先端が真っ直ぐ落下し、水籠雫の眼を貫いた……。
場所: 形代神社
残影を追い続けて神社内に入り、「水帰りの回廊」を抜けて裏庭へ。そのまま前方の深山道へと入る。
山道を登って幽ノ宮の門前に達すると、 残影 扉へと誘う花嫁 が見える。彼女が立っていた場所から文書 流水紋の手記 六 を獲得。門を開けて幽ノ宮の内部へと侵入する……
放生蓮の視点に切り替わる
場所: 骨董喫茶・くろさわ
蓮は夢の中で、自らの先祖である 麻生邦彥 の姿を見ていた。
麻生邦彦は結びの家へと足を進めていた。
結女「あなたの持つ、生き写しの絵を作る機械……人の心さえ도 映し出し、素晴らしい絵に仕上がると聞き及びました」。
麻生邦彦は結びの家で 黒澤逢世 に向けてカメラを構え、写真を撮影した(これが白無垢の花嫁の写真の由来である)。
夜泉へと沈みゆく 〈禍津陽〉 の下で、
深羽は母親である 深紅 の「どこへも行かない」という言葉を聞いていた。
それは、嘘だった。
そして、その嘘はついた本人をより深く傷つける嘘であった。
深紅はすでにこの世の者ではない。
一人きりで取り残された 深羽 は、幼子のようになおも涙を流し続けるのだった。
蓮が目を覚ますと、ソファで眠る 累 がうわ言を呟いていた。
「先生……やっぱり行くつもりなんですね。あなたの捜しているものは、書斎の奥に……」。
蓮が部屋を出ようと扉を開けた瞬間、累が声を絞り出す。「先生……本当に行ってしまうのですか?」
蓮はそのまま部屋を後にした。
場所: 放生邸
骨董店を出て自宅へ戻る。書斎の書棚から 白い髪束 と文書 髪束の傍らの資料 を獲得する。
ソファの上から文書 累のノート 七 を回収。自宅を出て日上山へと向かう。
場所: 水籠池
水籠橋へ進むと麻生博士の幻影が見え、撮影して 橋の袂に立つ影 を得る。階段の手前の地面から文書 麻生邦彦の記録 二 を拾い上げる。
蓮「水籠は元々、山を訪れた人々が巫女を選ぶ場所だった。自らの最期を看取ってもらうために……」。
場所: 禊ヶ淵
旧参道・禊の道を進むと麻生博士の姿が見える。旧参道から写真を撮影し、 禊ヶ淵に立つ影 を得る。近くの地面から文書 麻生邦彦の記録 三 を入手する。
蓮「山に入った人々は、ここで身を清める儀式を行った。水に体を濡らすことは山と一体になることを意味し、隠世へより近づくという意味も含まれていた。
巫女たちも常に体や髪を濡らしていたため、〈濡鴉の巫女〉と呼ばれていたのか……」。
場所: しるべの森
形代神社の前に達すると麻生博士の姿が見える。神社の入り口を撮影し、 形代神社の身代わり人形 を得る。門の手前の床から文書 麻生邦彦の記録 四 を入手する。
蓮「白菊は少年時代の麻生博士に寄香を渡し、その後この山に来たのだろう。それ以来、彼女はずっと麻生博士が寄香を頼りに自分を捜しに来てくれるのを待っていたんだ……」。
場所: 形代神社
残影を追い続けて神社内に入り、「水帰りの回廊」へ。そこには 白菊 の姿があり、彼女が立っていた場所から文書 白菊の手記 二 を入手する。
さらに進んで裏庭へ。木の下に再び 白菊 の姿が見え、その場所から文書 白菊の手記 三 を獲得する。
先へ進むと、 残影 参道を進む麻生邦彦 が見える。残影を追って深山道へ。
山道を登って深山参道へ。黄泉路へ入る 残影 森を進む麻生邦彦 を目撃。そのまま忌谷へ追う。
場所: 忌谷
無緣塚の前に達すると、 残影 忌谷を進む麻生邦彦 が見える。ここではまだ右上にある結びの家には追わない。
桜の木がある高台へ向かうと麻生博士の姿が見える。桜の木の上に向けて撮影し、 桜の下に座る少女 を得る。木の下から文書 麻生邦彦の記録 六 を入手。その後、左上から大禍境へ向かう。
蓮「ここは冥婚を遂げた男たちが葬られる場所だ。成功しようと失敗しようと、彼らはこの地に埋められるんだわ」。
場所: 大禍境
右上の形代奥社へ進むと麻生博士의 姿が見える。奥社を撮影し、 祠の前に立つ影 を得る。お社の手前から文書 麻生邦彦の記録 五 を入手する。
蓮「日上山は自殺の名所として知られているが、神隠しに遭った多くの少女たちの一部は、おそらく人柱にされていたのだろう……」。
場所: 彼岸湖
彼岸湖の左上方へ進むと麻生博士の姿が見える。砂浜に突き刺さった小さな風車に向けて撮影し、 砂浜に立つ影 を得る。風車の根元から文書 麻生邦彦の記録 七 を入手する。
蓮「日上山は死の山……死을 目前にした人々が集う場所。巫女と冥婚を交わした男たちは、花嫁が生き人でないと知った時、何を思ったのだろうか? 麻生博士は何を感じたのだろう?」
忌谷へ引き返し、 残影 を追って右上の彼岸小道から「結びの家」へと入る……
夕莉の視点に切り替わる
場所: 水上ノ宮
夕莉は幽ノ宮を経由して水上ノ宮へと達した。
ここは巫女たちの本拠地であり、あらゆる種類の霊が襲いかかってくる:
do 諫女 - 夜泉にのまれて亡くなった巫女。
水籠祈 - 濡鴉の巫女。
匪女 - 匪に閉じ込められて亡くなった巫女。
籠女 - 柩籠の中で亡くなった巫女。
これらをすべて打ち倒し、水上本殿の扉を開く。
扉の奥で待ち受けるのは:
暗見 - 人々を匪や柩籠に押し込める役割を担う怨霊。
結女 - 冥婚を司る怨霊。
彼女たちはなおも夕莉を人柱にしようと迫ってくる……。彼女たちを退けると、黒い沢へと続く重厚な扉が開く。
深羽の視点に切り替わる
場所: 123 骨董喫茶・くろさわ
深羽は、母親が再び自分を置いて去ってしまう夢を見ていた……。
「行かないで、もう私を置いていかないで。私はもう何も持っていないの……」。
目を覚ました 深羽 は母親の姿がないことに気づき、再び山へ向かったのだと直感する。ベッドの上から 射影機 と 擦り切れた婚礼写真 を手に取り、部屋を出ると母親が骨董店を後にする姿が見えた。彼女を追って大禍境へと向かう……
場所: 大禍境
中に入ると、左側の御柱地蔵の前に母親である 深紅 の姿が見え、 残影 大禍境を進む雛咲深紅 を撮影できる。
彼女の後に続いて禍津泉へ進むと、入り口に佇む姿が見え、 残影 奥へ進む雛咲深紅 を撮影できる。
さらに追って禍津坂の前に達すると、再び彼女が立ち止まっており、 残影 湖へ向かう雛咲深紅 を撮影できる。
残影を追って彼岸湖に達すると、湖畔に佇む母親の姿を発見する。
この時、 射影機 で写真を撮影するか否かの選択肢が表示される。撮影するかどうかによって、深羽の二つの結末へと分岐する。
深羽は 深紅 と共に彼岸湖の湖畔を歩く。
深紅「私……お兄ちゃんを救いたかった。連れ戻したかった……。ううん、本当はあの時に戻りたかっただけなのかもしれない。あの時のままで、時間を止めてしまいたかったの」。
深羽「私には、隠世へ行ってまで結ばれたいと思う人なんて誰もいないわ。お母さんにはお父さんがいたけれど、私には本当に何もない……。どうして自分には何もないのだろうって、ずっと考えていた。ベッド もういいの……もう十分だわ」。
突如、二人の目の前に、凄まじく巨大な 〈禍津陽〉 が浮かび上がった。
深羽は 深紅 を振り返り、「行かないで! お願いだから行かないで!」と懇願する。
深紅「私はどこへも行かないわ」。
放生蓮の視点に切り替わる
場所: 結びの家
蓮は「丸窓の回廊」に入り、 残影 部屋に入る花嫁 を目撃する。
彼女を追って婚礼の間(和服室)に入り、床の上から文書 —— 流水紋の手記 七 を入手する。
倉庫の階段から二階へ上がり、奥の客室から文書 —— 流水紋の手記 八 を回収する。
一階へ降りて「宴の間」を通り抜ける途中で怨霊 榊一哉 に襲われる。彼を退け、廊下を進んで「御澄の縁側」に達すると、蓮を 麻生博士 と混同した 結女 に遭遇。彼女に導かれて社殿の奥にある「婚礼の間」へと向かう。
廊下の角に達したら、まず左手の和服室に入り、浮游霊 白無垢を着た少女 を発見。そこから文書 —— 白菊の手記 四 を獲得する。
そこを出て最奥の「婚礼の間」に達した時、 〈冥婚〉 の相手(黑澤逢世 または 白菊)を選択する。この選択によって、蓮の四つの結末へと分岐する。
~引き戻された想い~
蓮は 麻生博士 の記憶を辿り、日上山を彷徨い歩いていた。
麻生邦彦の遺した残影の想いが、彼を 〈冥婚〉 の儀式へと導く。
結びの家の最奥にある婚礼の間に達した時、蓮が契りを交わす相手として選んだのは、あの写真の主である花嫁、 黒澤逢世 であった。
蓮が 逢世 を強く抱きしめたその瞬間、彼の幻影は少年から大人の 麻生博士 の姿へと変わる。
麻生博士は逢世に向かって、自らの秘められた真実の想いを告白した。彼の言葉を聞き、逢世は言う。
「そんなこと、あなたの心を読めばすぐに分かるわ。でも、私はあなたの口から直接聞きたかったの」。
「共に生きていくこと……それこそが、私の本当의願い」。
ずっと口にしたかった言葉が、永遠の時を経てようやく紡ぎ出された。想いを告げ終えた 逢世 は、静かに虚空へと消え去っていった。
逢世は再び人柱として深い闇へと戻り、 蓮 もまた山の呪縛から完全に解放されたのだった。
~孤独の箱~
蓮は 麻生博士 の記憶を辿り、日上山を彷徨い歩いていた。
麻生邦彦の遺した残影の想いが、彼を 〈冥婚〉 の儀式へと導く。
結びの家の最奥にある婚礼の間に達した時、蓮が契りを交わす相手として選んだのは、あの写真의 主である花嫁、 黒澤逢世 であった。
然而、 蓮 は自分に近づいてくる 逢世 に向かって 射影機 を構え、写真を撮影して彼女の接近を拒んだ。
被 蓮 拒絶された 逢世 ,希望他能再替自己拍一張照,將自己的身影封入照片。
蓮は逢世の最後の願いを叶えた。 逢世 は再び人柱として深い闇の中へと消え去り、蓮の手元には彼女の写真……すなわち、彼女の魂の断편だけが残されたのだった。
~乍暖還寒~
蓮は 麻生博士 の記憶を辿り、日上山を彷徨い歩いていた。
麻生邦彦の遺した残影の想いが、彼を 〈冥婚〉 の儀式へと導く。
結びの家の最奥にある婚礼の間に達した時、蓮が契りを交わす相手として選んだのは、かつて麻生を待ち続けていたあの白髪の少女、 白菊 であった。
然而、 蓮 は黒い 〈匪〉 の中へ入る恐怖に囚われ、 射影機 を使って 白菊 を打ち倒してしまった。
白菊が人柱としての職責から解放された瞬間、彼女は 蓮 と 麻生博士 を許した。彼女はかつて麻生に出会った時に見た美しい桜の記憶を胸に抱きながら、静かに消え去っていった。
~箱の中~
蓮は 麻生博士 の記憶を辿り、日上山を彷徨い歩いていた。
麻生邦彦の遺した残影の想いが、彼を 〈冥婚〉 の儀式へと導く。
結び의 家の最奥にある婚礼の間に達した時、蓮が契りを交わす相手として選んだのは、かつて麻生を待ち続けていたあの白髪の少女、 白菊 であった。
與 白菊 一起進入黑 〈匪〉 の中へと入った瞬間、 蓮 の姿は少年時代の 麻生博士 へと変わり、幼き日に白菊と交わした約束を果たす。しかし、白菊はかつて麻生に出会った時の美しい記憶を思い出した後、自らが単独で人柱となることを決意し、麻生を箱の外へと押し出した。
蓮がハッと我に返った時、彼はかつて少年時代に麻生博士と白菊が共にかくれんぼをして遊んだ、あの陽炎神社の境内に一人きりで佇んでいたのだった。