澪が痛む首を押さえながら床から起き上がると、周囲は恐ろしい静寂に包まれていた。傍らにいたはずの繭の姿はない。「お姉ちゃん……? お姉ちゃん!」澪は必死に呼びかけたが、返ってくるのは館の不気味な反響音だけだった。
繭を探すため、澪は薄暗い客間廊下を抜けて書斎へ向かった。散らかった机と本棚の間で、古めかしい「霊石ラジオ」と使用法が記された「覚え書き・霊石ラジオ」を発見する。その傍らには、微かな光を放つ「勾玉:繭の紅玉」が静かに置かれていた。
書斎を出て二階の渡り廊下から階下を見下ろすと、繭が一人で逢坂家の玄関を出ていく姿が目に入った。
「お姉ちゃん!」澪は叫んだ。
立ち止まった繭はゆっくりと振り返り、哀しげな瞳で呟いた。「……ごめんね……澪、私行かなきゃ。」
そう言い残し、繭は夜の闇へと消えていった。
逢坂家を出ていく繭
澪が二階の窓に駆け寄ると、窓の外から冷たく覗き込む人影(浮遊霊:窓から覗く女)があった。急いで階段を駆け下り玄関へ向かうと、闇の中から強烈な怨念が渦巻き、男の怨霊(怨霊:闇に囚われた男)が行く手を阻んだ! 澪は素早く射影機を構え、閃光とともに退散させた。
着物の間の窓際を通ると、ガラスに揺らめく無数の霊影(浮遊霊:双子を探す男、逃げた双子を追う男、災厄を恐れる男、双子を探す村人たち)が浮かび上がった。かつてこの村で行われた狂気の双子狩りの記憶が蘇る。
逢坂家の玄関を飛び出した澪は、門口に佇む人影(浮遊霊:射影機を覗く男)を目撃し、足元で「覚え書き・霊視レンズ」を拾った。レンズを射影機に装着して周囲を照らすと、繭の青い残影(浮遊霊:呼ばれた繭)が浮かび上がった。
残影を追い路地を左折しながら、澪は霊視レンズで姉の足取りを捉え続けた。立花家横の小道で「双子人形に関する文書」を拾い、壁の陰に佇む「双子人形 二」を発見した。
逢坂立花小路へ戻った澪は、道沿いの廃屋に入った。隅の木箱から「勾玉:紫に光る鉱石」を入手し、外に出て破損した隙間からカメラを構え、奥に隠された「双子人形 四十二」を撮影した。
石段を下りて姉の残影を追うと、正面の大門の前で繭と傍らの霊影(浮遊霊:誘われる繭、血塗られた着物の女、繭と誘う女)を目撃する。だが澪が駆けつけた時、繭は門の向こうへ消え、朋鳴門は二つの鍵穴を残して固く閉ざされていた。
解錠の手がかりを探していると、門の隙間から一羽の紅い蝶が飛び出した(浮遊霊:道を示す紅い蝶)。蝶は舞い上がり、澪を導くように路地の奥へと飛んでいった。
蝶を追って右折した瞬間、鎌を手にした凶悪な村人の怨霊(怨霊:鎌を持った村人)が襲いかかってきた! 激しい撮影戦の末に怨霊を祓い、ふと屋根の上を見上げると、見下ろす女の姿(浮遊霊:見下ろす女)があった。
角を曲がり槌原家の裏手へ回り込んだ澪は、物置の格子窓の奥に白髪の少年(立花樹月)が幽閉されているのを発見する。
物置に閉じ込められている樹月
少年は澪を見るなり、懐かしげに目を見開いた。
「八重! どうしてまだここにいるの?」
澪は困惑して首を振った。「あなた……誰なの?」
樹月は焦燥を募らせ言った。「もうすぐ祭りが始まってしまう。そうなったら……」
澪は格子越しの少年を撮影し(浮遊霊:物置に囚われた少年)、朋鳴門の開け方を尋ねた。
樹月は答えた。
「二つの鍵穴……囁き橋へ通じる門のことだね。儀式の準備が始まるとあの門は閉ざされる。鍵は村のどこかに隠されているはずだ。八重、紅い蝶を追って……蝶が道を教えてくれる。」
立ち去ろうとする澪に、樹月は優しく声をかけた。「困ったらここにおいで……力になれるかもしれない。」
樹月と別れた澪は紅い蝶に導かれて茅野へ入り、「数珠」を拾った。飛翔する蝶を撮影(浮遊霊:導く紅い蝶)した直後、子供の笑い声が響いた。「こっちだよ〜」
声の方へカメラを向けると、楽しげに走る少女の影(浮遊霊:遊ぶ少女)を捉えた。
右手の壁沿いに進むと粗末な草小屋があった。潜り込むと「子供の手書きメモ 一」「写真『階段の上』」「砕けたガーネット」を見つけ、【サブイベント:遊ぶ子供たち】が発生した。
小屋から出た瞬間、草陰から覗く少女(浮遊霊:小屋を覗く少女)を撮影し、周囲で「双子人形 六」「双子人形 四十七」「双子人形 四十六」を相次いで発見した。
奥の原へ進み、窓の格子から見下ろして「双子人形 四十四」を撮影。ねじれた古木の幹に向けて「双子人形 三十九」を、川辺の遠景を捉えて「双子人形 三十七」を撮影した。
紅い蝶は古びた民家へと消えた。澪が部屋の隅の葛篭を開けると、青白い手が伸び、葛篭の女(怨霊:葛篭に隠れる女)が叫びながら飛び出してきた! 死闘の末に女を撃退した澪は、箱の底から「双子地蔵の鍵(左)」を、箪笥から「勾玉:ムーンストーン」を入手した。
外に出て左折すると再び蝶が舞った(浮遊霊:誘う紅い蝶)。追跡中、松明や竿を手にした狂乱の村人たち(怨霊:松明を持つ村人、竿を持つ村人)が襲来。
彼らを撃退し、篝火の側の木樽横で「双子人形 四十三」を、槌原家の古井戸傍の廃屋内で「双子人形 四」を発見した。
さらに進み、「女の手帳 六」と「砕けたゾイサイト」を拾った瞬間、激しい霊障とともに【サブイベント:須堂美也子】が始まった! 澪は立ち現れた霊(浮遊霊:彷徨う女)を素早く撮影した。
御園の高台へ登り、崖端に立つ姿(浮遊霊:村を見下ろす女)を撮影。「女の手帳 七」と「恋人らしき二人の写真」を入手した。
呪いを解くため逢坂家へ戻った澪は、外窓に佇む怨嗟の影(浮遊霊:窓辺で待つ女)と、一階の仏間へ向かう足取り(浮遊霊:仏間へ向かう女)を捉えた。
仏間の扉を開けると霊光が輝き、折り重なる三つの霊(浮遊霊:眠る女、守りし男、引き裂かれた二人)を捉え、「女の手帳 八」を拾った。
最奥の部屋の入口で残影(浮遊霊:奥へ向かう女)を撮り、「女の手帳 十」を入手。奥へ進むと縁側に立つ美也子(浮遊霊:縁側に立つ女)が現れ、狂暴な怨霊となって襲いかかってきた! 澪は冷静に射影機で浄化し、「勾玉:ゾイサイト」を得て美也子のサブイベントを完了した。
中庭の隅で「双子人形 十二」を発見。玄関へ向かうと、美也子の婚約者・真澄の調査する姿(浮遊霊:調査に向かう男)が現れ、「男のメモ」と「砕けたカーネリアン」を拾い【サブイベント:槙村真澄】が発生した。
真澄の足跡を追い御園の高台で調査姿(浮遊霊:高台を調査する男)を撮影し、「村の調査記録 四」を入手した。
物置に戻り樹月に助言を求めた。
樹月は言った。
「もう一つの鍵は暮羽神社にあるはずだ。村人がいるかもしれない……気をつけて。八重……村を出ればきっと双子の巫女の宿命から逃れられる……諦めないで……」
逢坂立花小路の井戸端で真澄の姿(浮遊霊:井戸を調べる男)を捉え「村の調査記録 二」を、桐生家横の三叉路で地蔵を調べる姿(浮遊霊:地蔵を調べる男)を捉え「村の調査記録 一」を入手した。
暮羽神社の石段を登り、拝殿前で内部を覗く真澄(浮遊霊:神社内部を調べる男)を撮影して「村の調査記録 三」を拾い、全記録を統合して「村の調査記録 五」を完成させた。
神社の重い扉を開け、祭壇から「勾玉:青く光る鉱石」を、神架の下から「双子地蔵の鍵(右)」を入手した。這い出ると巡回する村人(浮遊霊:神社で双子を探す男)が現れ、祭壇左側で「双子人形 十四」を発見した。
裏門を出ると松明の村人(怨霊:松明を持つ村人)が襲来! 撃退後、社殿外壁の左右で「双子人形 十五」「双子人形 三」を回収した。
二つの鍵を手に朋鳴門へ戻り、崖上を見上げる人影(浮遊霊:月光に照らされる男)を撮影。
左右の鍵を差し込み回すと、朋鳴門が重々しく開いた! 門の奥へ進む男(浮遊霊:黒澤家へ向かう男)を追い、芒草の茂みに潜む霊(浮遊霊:芒草に隠れる男)を撮影し、「水に濡れたメモ」を拾った。
囁き橋の上で「勾玉:緑水晶」を拾い、暗い川面を覗き込むと青白い顔(浮遊霊:水面に浮かぶ女)が浮かび上がった! 直後、水飛沫とともに濡れた女の怨霊(怨霊:溺死した女)が飛び出し襲いかかってきた。
溺女を浄化して橋を渡り、門を抜けて黒澤家の前庭へ足を踏み入れた。
白装束の女の影(浮遊霊:白着物の女)が走り去り、二階の渡り廊下から冷たく見下ろす男(浮遊霊:渡り廊下に立つ男)を捉えた。
地面から「霊石の欠片:光る繭の霊石の欠片」を拾い、左手の茂みの奥に隠された「双子人形 五」を撮影した。
黒澤家の巨大で不気味な門を見上げ、澪は深呼吸をして中へと足を踏み入れた……