四ノ刻

—— 秘祭 ——

雛壇が並ぶ部屋で繭と再会した澪。「儀式」を恐れる繭と共に館からの脱出を試みるが、見えざる導きにより、二人は屋敷のさらに深い闇へと足を踏み入れていく。

雛飾りの間の隅で、澪は「歪んだ双子の写真」「蝶の日記 一」、そして精巧な「雛人形の頭」を入手した。
傍らの繭は虚ろな表情で虚空を見つめ、途切れ途切れに呟いた。
「声が聞こえる……選ばれた二人の巫女は、天へと昇り蝶となる……蝶となって村を救う……二人の巫女を……天へ……」

部屋を調べた澪は、机の傍らで「記録写真『雛壇の間』」を拾った。異様な雛壇を見つめ、呟く。「首のない人形が二体……双子の人形? 一体の首元は赤くなっている。この頭は、その赤い人形のものだったのかな?」

澪は「雛人形の頭」を赤い首の人形に差し込み、写真の通りに雛壇の人形を並べ替えた。しかし仕掛けは作動しない。もう一体の頭のない人形を見つめ、カメラを構えて「喚起」を使用する。
シャッターを切ると霊光が閃き、雛壇の中央の引き出しが開いて「二重菱の鍵」が現れた。

鍵を手にし、澪の瞳に希望が宿る。「この鍵があれば、裏口への扉が開くはず……」
背後で繭が不安そうに澪の袖を引いた。「澪……ここから出よう……」

部屋を出ると木箱が激しく揺れ、女の怨霊(怨霊:葛篭に隠れる女)が飛び出してきた! 澪は素早く撃退し、客間に戻って「民俗学者の手記 十五」と詳細な「黒澤家の見取り図」を回収した。

客間廊下の角で、黒澤家当主の威厳ある霊影(浮遊霊:話しかける男)が現れた。『なぜ逃げたのだ?』
繭は苦痛に頭を抱えて後退りした。「違う……私たちじゃない……」

階段を降りる際、澪が見上げると冷たく見下ろす当主の姿(浮遊霊:呼びかける男)を捉えた。『お前たちは、そのために生まれたのだ……』

大広間に入ると、繭が突然足早に前へと進んだ。澪が追いかけると、繭は大広間の中央——先ほど血まみれの女と無数の死体が折り重なっていた場所に立ち尽くしていた。

站在大廳的繭 大広間に立つ繭

澪は静かに近づいた。「お姉ちゃん……どうしたの?」
繭は俯いたまま冷たく呟いた。「なんでもない……澪……早く……逃げなきゃ。」
「お姉ちゃん……」
繭は怯えた瞳を上げ、叫んだ。「もう誰も殺したくない……!」
澪は繭の冷たい手を握り、大広間を駆け抜けた。襲い来る怨霊を振り切り玄関へ逃げ戻ったが、大門は封じられたままだった。振り返り、闇に立つ男(浮遊霊:奥に立つ男)を撮影した。

正面から脱出できないため、「二重菱の鍵」で納戸へ入った。階段に向かう男の背中(浮遊霊:階段を上がる男)を追い二階へ上がると、隣室を覗く少年(浮遊霊:穴を覗く少年)を撮影し、「祭主の手記 三」を拾った。

一階に戻り布の廊下へ入ると、少年の影(浮遊霊:覗く少年)が走った。血の手形が残る扉の前で、逃げる少年(浮遊霊:逃げる少年)を撮影した。

怨霊を退け廊下の突き当たりへ進むと、突然モノクロの死寂が訪れ、扉の奥に無敵の「楔」が現れた! 澪は息を呑み、繭を引いて厨房の隅へ身を潜めた。足音が遠ざかるのを待ち、土蔵へと入った。

土蔵に入ると、何かを探す男(浮遊霊:土蔵を調べる男)を撮影し、「祭主の手記 四」を入手した。

奥の牢屋に向かうと、「陰」と「陽」の紋様が刻まれた頑丈な二重錠で閉ざされていた。
格子越しに囚われの民俗学者(浮遊霊:囚われた男)を撮影。真壁の声が響く。『なぜここに……客人を贄とする祭祀……まさか……』
牢の前で「覚え書き・照のレンズ」を拾った。

照のレンズで土蔵内の箪笥を撮影し、血手形の封印を解いて「蝶の日記 二」を手に入れた。
裏口へ向かう途中、古井戸の傍らで繭が立ち止まり、虚ろに見つめた。「八重……本当に逃げるの……?」
澪は何も言わず手を握りしめ裏口へ走ったが、扉は「八槌」の錠で固く閉ざされていた。

八槌花紋鑰匙孔 八槌の紋様が刻まれた鍵穴

「ここを開ければ、外に出られるかも……」
布の廊下へ戻り、儀式を準備する男(浮遊霊:儀式を執り行う男)を撮影。大広間の北側の扉の血印を照のレンズで消し、奥の物置で衰弱した男(地縛霊:力尽きた男)を撮影。「血まみれのメモ」と「血のついた指輪」を拾った。直後、傷だらけの怨霊(怨霊:切り刻まれた男)を浄化。

仏間の扉の血印を解いて入ると、宮司の霊影(浮遊霊:双子を待つ宮司)が現れた。『贄となる双子が戻ったぞ。』
繭が震える。「贄の……宿命……?」
座布団の傍らで「儀式之書 紅翅」を拾った。

仏間左側の小さな隠し扉をくぐると、扉が背後で閉ざされた! 密室で「蝶の日記 三」を拾う。格子越しに見ると、繭が何かに引き寄せられるように歩いていく。
「誰かが呼んでる……行かなきゃ……」
澪は格子を叩いて叫んだ。「待って、お姉ちゃん!」
去りゆく繭を撮影(浮遊霊:地下へ向かう繭)。

地下階段を駆け降りると、繭の声が微かに響く。「私……右側にいるよ……」
渡り廊下を進む繭(浮遊霊:渡り廊下を進む繭)を撮影し、双子の扉の前へ辿り着いた。扉越しに繭の優しい声が響く。「ずっと一緒だよ……約束したもんね……」

双子の扉が開き、二人は縄の御堂へ足を踏み入れた。繭が青ざめて首を振る。「だめ……これ以上行っちゃだめ。」
祭壇で「陰の鍵」と「祭主の手記 五」を入手。
繭は扉にもたれ泣き崩れた。「みんな死んじゃった……逃げられないんだよ……樹月……ごめんなさい……」

引き返そうとした瞬間、渡り廊下に「楔」が出現! 別ルートで仏間へ逃げ戻り、「勾玉:赤く光る鉱石」を拾った。
仏間の階段上で「儀式之書 厄」を入手。繭が踏み板の上に立つと対面の隠し扉が開くことに気付く。繭は自分がここに残り、澪に先を探索するよう促した。

澪は扉を抜け、当主の部屋へ通じる通路へ出た。「祭主の手記 一」を拾い、階段上の梁に隠された「双子人形 九」を撮影。
瞑想廊下を抜けて「儀式之書 双子」を拾い、密談する男たち(浮遊霊:密談する男、密談する宮司、密談する二人)を撮影。
『忌人が騒いでいる。あの場所が揺れているからだ……早く楔を作らねば。』
当主が冷酷に告げる。『調査に来た男を捕らえよ……牢の鍵は私が持つ……』

廊下を出ると、仏間で踏み板に乗る繭が宮司に襲われていた! 澪は遠距離から射影機で狙撃して宮司を倒し、繭を救出した。
当主の部屋に入り、「祭主の手記 二」と「儀式之書 贄」を回収。部屋の中央には陽の鍵を握りしめた仏像があった。

握著陽花紋鑰匙的佛像 陽の鍵を握る仏像
仏像の上に五つの溝がある本棚があり、文字が刻まれていた。
『紅き蝶の贄を以て封じよ。贄なき祭りは楔を以て償う。』
澪は「紅翅」「双子」「忌み」「贄」「厄」の順に本を並べた。仕掛けが解け、仏像の手が緩んで「陽の鍵」を手に入れた。
「これで牢の扉が開く……」

土蔵の牢へ戻り、「陰の鍵」と「陽の鍵」で頑丈な鉄扉を開けた。
机の上から「八槌の札鍵」「逢坂家の見取り図」「記録写真『仏間』」を入手。
繭が周囲を見渡し、寂しげに呟いた。「懐かしい気がする……落ち着くの……澪、思い出してきたよ。この牢の鍵は……逢坂家に……逃げなければよかったんだ……」

奥で囚われの民俗学者(浮遊霊:秘祭を調べる男)を撮影し、「民俗学者の手記 十七、十八、十九」を回収。
澪は繭の手を取った。「さあ、早くここを出よう。」

しかし、澪が牢を出た瞬間、鉄扉がガシャンと音を立てて閉まり、鍵がかかってしまった!
澪は格子を激しく揺さぶった。「お姉ちゃん!」
「どうしよう……?」怯える繭に、澪は叫んだ。「鍵を探してくるから、ここで待ってて!」
繭は格子から手を伸ばし、澪の手を強く掴んだ。「行かないで! ここに……いて……!」
「すぐ戻るから……」
「さっき約束したじゃない! 私を置いていかないで……!」

澪は格子越しに繭の手を強く握り返した。
「手を……離さないで……」
その瞬間、幼き日の記憶が澪を襲う——夕暮れの渓谷、解けた指先、崖下へ滑落する姉の姿……
「行かないで!」
澪は涙を呑んで指を離した。「……ごめんね……私、行かなきゃ。」
「置いていかないで……!」繭の悲痛な叫びが響く。
「すぐ戻るよ……ここで待ってて……」
澪が歩き出すと、背後の闇から冷たい声が響いた。
「お姉ちゃん……また私を置いていくの……?」
驚いて振り返ったが、繭は影の中でうつむいたままだった。
澪は涙を拭い、裏口へ向けて走り出した……

結び